実は私、百鬼夜行にあったことがあるんですよ。
「10年くらい前に友達の友達が」なんてのは怪談の常套句ですけども、私の場合はバルセロナオリンピックの男子マラソン決勝の日と日にちもはっきりしているんです。谷口選手が、靴が脱げるアクシデントがあって、メダルを逃したあの日の明け方。一人暮らしのアパートで、深夜までマラソンの中継を見てから眠った私は、何かの気配にふっと目を覚ましたのです。当時住んでいたアパートは2階建てで、私のいた1階にはワンルームの部屋が5部屋くらい。わたしの部屋が敷地内では一番道路よりで101号室でした。と奥の105号室のドアを誰かがノックする音が聞こえる。あれ?っと思っているうちに、104号室、103号室とノックの音は近づいてくるのです。あ、なんだかやばいかも?と思っていると、ついに自分の部屋のドアをノックする音が・・・とその瞬間全身が金縛りにあったかと思うと、玄関のドアから私のベッドのすぐ脇を通って、ベランダのドアの方へと何だか得体の知れない禍々しい集団が部屋を横切ってドカドカと通り過ぎてゆくのです。顔を動かすこともできませんでしたので、形などはハッキリわかりませんが、見つかったら八つ裂きにされると思い、とにかくものすごい恐怖でした。あれ以来真夏の夜のマラソン中継は見ないようにしていましたが、今日、世界陸上女子マラソン見ちゃいました。大丈夫かなあ・・・
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