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2006年12月31日 (日)

さらばディープインパクト

ディープが引退してすっかり腑抜けになっておりましたが・・・。

有馬の記事で紹介した寺山修司の詩は、以下の様に結ばれます。

思い切ることにしよう 

ハイセイコーは ただ数枚の馬券にすぎなかった 

ハイセイコーは ただひとレースの思い出にすぎなかった

ハイセイコーは ただ三年間の連続ドラマにすぎなかった

ハイセイコーはむなしかったある日々の 代償にすぎなかったのだと

だが忘れようとしても 

目を閉じると あの日のレースが見えてくる

耳をふさぐと あの日の喝采の音が 聞こえてくるのだ

この詩は本当に美しい詩で、私などは名馬がターフを去るたびに、あるいは毎年の有馬記念が終わったあとなどに、引っ張り出してきては口ずさみ、涙したりしています。「競馬への望郷」という競馬エッセイ集に収められていて、このハイセイコーに捧げられた詩とテンポイントの死を悼んで書かれた「さらばテンポイント」という詩は、本当に心に響く絶唱です。

ディープインパクトはたかだか2年間の連続ドラマだったなんて誰が思い切れましょうか。それでも彼は去って行き、競馬は続いて行くのです。「人と馬の300年ロマン」何てキャッチコピーもありましたが、この大河ドラマのような連続性も競馬の魅力のひとつであるのでしょう。ディープインパクト本当にありがとう。

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「競馬」カテゴリの記事

コメント

あけましておめでとうございます。
こういう詩があるんですね。たしかに名馬がターフを去るとき、有馬記念が終わったときにこういう詩がしっくりきますね。
私はハイセイコーをシンボリクリスエスに置き換えると涙が出ます。
そういえば那須のほうにあるハイセイコー食堂が今どうなってるのか気になってきました。

投稿: あひるの隊長 | 2007年1月 1日 (月) 23時37分

あひるの隊長さま
あけましておめでとうございます。本年もどうかよろしくお願いします。
寺山修司は、戯曲や普通のエッセーは、何だか斜に構えすぎたところがあって、あまりスッキリしないのですが、短歌と競馬エッセーは珠玉の名作揃いです。

今年も震えが来る様な(そうナリタブライアンとマヤノトップガンの阪神大賞典みたいな)素晴しいレースがたくさん見れることを期待しましょう!!

投稿: 海鳥 暁 | 2007年1月 5日 (金) 00時46分

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