「カナリア諸島にて」 大瀧詠一さんを偲んで・・・
「君は天然色」に出会ったのは、中学に入った頃だろうか?
とにかく痺れた。
パームツリーが並ぶアメリカ西海岸の音楽を
いきなりスムーズに日本語で歌ってくれたのだ。この人は。
しかも向こうのコピーではなく、オリジナリティに溢れたキャッチーなメロディーに乗せて・・・。
それ以来30年以上、「A LONG VACATION」は愛聴している。
特に「カナリア諸島にて」が大好きで、「君は天然色」、「Velvet Motel」からの3曲を繰り返し聴きすぎて、友達からダビングしてもらった最初のカセットテープは伸びてしまった。
モルディブ(おい!カナリア諸島ちゃうんか!! 予算と時間の関係で・・・)の水上コテージでは、海に沈む素晴らしい夕陽を眺めながら、初めてパソコンで自分で焼いたCDで、山下達郎の「Ride On Time」と共に「君は天然色」と「カナリア諸島にて」を繰り返し聞いた。
今もウォークマンに、「A LONG VACATION」と「NIAGARA TRIANGLE Vol2」はずっと入りっぱなし。
ずっとずっと、僕にとって、夏=夏休み=海=自由の象徴であり続ける曲たち。
日本でカナリア諸島の認知度が高いのは、間違いなく大瀧詠一(とちょっと城彰二)のおかげである。
いやいや、大瀧詠一がいなかったら、佐野元春もミスチルも出現しないんだし、そもそもJ-POPなんてジャンル成立してないでしょ?!
ラジオ番組も面白かったし、「うなずきマーチ」も「イエローサブマリン音頭」も素晴らしかったなあ・・・。
ああ、2020年の東京オリンピックの「新東京五輪音頭」は間違いなく大滝さんで決まり!!だったのに・・・。
私みたいな面識もない一個人が言うのは変なんですが、本当に、私たちを導いて下さりありがとうございました。私たちが一番感情を表現しやすい日本語でポップスを歌う、その大地を切り開いてくれた、本当に感謝しても、し切れないくらいです。
これからは、どうか本当のA LONG VACATIONを満喫してください。
薄く切ったオレンジを アイスティーに浮かべて
海に向いたテラスで ペンだけ滑らす
夏の影が 砂浜を急ぎ足に横切ると
生きる事も 爽やかに見えてくるから 不思議だ
「カナリア諸島にて 大瀧詠一」
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