飲み始めたらなかなか止まりません。今はスコッチ(ザグレンリベット)に切り替えています。
BGMはずっとスライダーズ。
1枚目の「スライダージョイント」と2枚目の「がんじがらめ」は、低予算で作られたのか音があまりクリアではない。でもそこが却って、スライダーズらしく聞こえてくるからファンというのは、いい加減なものだ。
なにしろ1作目の1曲目「BLOW THE NIGHT!」からラストの「LET IT ROLL」までグイグイ聞かせる迫力はさすが!!今気づいたけど曲のタイトルもストーンズを連想させるようにできているのね。「BLOW THE NIGHT!」と「のら犬にさえなれない」は、可愛かずみ主演の映画「夜をぶっとばせ」の挿入歌にもなっていた。とにかく、ヨコノリのギターサウンドは圧巻。
「のら犬にさえなれない」はのちのベスト盤では新録が入っていたが、オルガンとギターの感じはオリジナルのほうが上。ハリーのボーカルも私はオリジナルテイクのほうがずっと好きだ。犬のように街をうろついていた(まあ、今でも渋谷をうろついていることに変わりはないが)頃の自分の気分をハッキリ思い出すことができる曲。この曲を聴くと当時のシーンを目の前に再現できる気がする。
2作目「がんじがらめ」も1作目の延長線上にある作品。これには「SO HEAVY」が入っている。スライダーズの最高傑作チューン。「道化者のゆううつ」も甘すぎず良い感じだ。
でも、3枚目の「ジャグアウト」は録音がきれいになっていて、ちょっとパンチもたりなくて、ガッカリした覚えがある。4枚目の「夢遊病」は、駄作。でも「ニューダンス」とか佳曲も入っている。
そろそろ心配になってきた頃にリリースされた5枚目「天使たち」は、非常に良い出来だった。クリアなサウンドと一気呵成に聞かせるスピード感が合わさった真の意味でのスライダーズの代表作だと思う。「BOYS JUMP THE MIDNIGHT」「BACK TO BACK」「パーティー イズ オーバー」などズラリと佳曲が並ぶ。
ただ、このあと6枚目はくだらなかったし(ストーンズの焼き直しみたいな曲が多かった)その後フォローしないうちになんだか解散してしまった。
日本ロック史上に残した足跡はなどと書く気はサラサラない。ただし、疲れ果てて自分ひとりで飲みたいときなど、今でもこうして聞いてしまうのだ。今では色々よけいな飾りを身に着ける事を覚えたけれど、本当の裸の自分、のら犬のような自分に向き合うとき、私はいつの間にかストレートでスコッチを飲みながらスライダーズを聞いている。私は、やはりのら犬にさえなれないのに違いない。
最後のダンスで誰を誘おうか 最後のダンスは誰と踊ろうか 浮かれすぎた夜はいつも 背中にのしかかる
のら犬にさえなれないぜ
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