ポルターガイスト!!
昨日旧友の話を書いて思い出したのですが・・・。Nと同じく中学時代の友人にAという男がいた。
高校に入った年の夏休みだったと思うが、しばらくカオを見せなかったAが、昼間に家に遊びに来た。夜行性の僕らにとっては、珍しい時間の出現だ。しかも、ゲッソリとやせこけて、おまけに手首に念珠を巻いている。「どーした?」と聞くとどうも霊につかれたらしい。夜中に色々悪さをして眠れない。一人だと心細いから泊まりに来てくれと言う。どーぜ暇だし、久々に酒盛りもいいと思ったので、Nにも電話して数人でおしかけることにした。
夕方ごろから三々五々メンバーが集まる。てんでに酒を持ってくる。なんだかんだと盛り上がりつつ飲んでいると、ふとAが「そろそろ来るよ」とポツリ。夜の10時頃だろうか。突然それまで鮮明に映っていたテレビが乱れ始めた。そして、室内の電気がこころなしか暗くなる。そして、視界の端っこを何か白い影のようなものがサッとよぎっていく!!部屋のあちこちでカタカタと物音がする!!人数がいるからか意外と怖くない。でも確かに心霊現象だ。Aにはもっとハッキリ人影のようなものが見えるようだ。この悪党どもの中では学のあるオイラは、飲んだくれていたが、割と冷静で「これがポルターガイストか。」とか考えていた。2時間ほどそんな現象が続いていたが、そのうち止んでしまった。
これは、本物だ。ということで我々悪の一党は、2・3人ずつ交代でAの家へ泊まることにした。初めて来たヤツは、本物のポルターガイストに驚くが、そこは、夜中にへべれけ・ノーヘルで単車を飛ばす無軌道な若者達、なんのことは無い皆最初の1日で慣れてしまうので、あとは、普通に酒盛りをしているだけだ。しまいには、女の子など連れ込んでいる始末。さてそうこうする内に、霊も我々のバカさ加減に愛想をつかしたか、10日もするとすっかりポルターガイストはなりを潜めてしまった。そして、また、我々は夜の街道へ・・・。(本当は、ちゃんと霊媒師などにお祓いをしてもらったらしい。そのご利益というわけだ)
この時は、こんな笑い話のような感じだったが、後に私は、百鬼夜行に出会い、血も凍る恐怖を味わいました。
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